こんにちはこんばんは。
突然ですが、先日の新潟2歳Sが的中しました!
内訳は馬連 163.1倍 ワイド45.3倍 複勝10.6倍×2と馬連が万馬券。
しかも見ていただいた通りなんと軸は10番人気の馬。
「予想に1週間かけたから当たったんじゃないの?」
と思ったあなた、それは間違いです。
実は今週買う予定がなかったので土曜の夜に15分くらいでざっと予想しました。
今回は何故10番人気のショウナンマヌエラを買えたか解説しようと思います。
基本の予想ルーティンはこちら
こんな人におすすめ
・2歳、3歳戦の予想が苦手な方
・自分で予想してみたいけどどこを見たらよいかわからない…という方
注意
これからお伝えする内容はあくまでも回収率重視です。
的中率を求める方には向いていない話のため、「試したけど当たらねえじゃねーか!」等のクレームは一切受け付けません。
また、この方法は2歳〜3歳春までの出走回数が少ない時期までが賞味期限なのでご注意ください。
予想手順の解説
早速ですが、どのようにして勝ち馬と穴馬まで買い目を絞ったのか順番に解説しようと思います。
使うツール
単純明快、netkeibaです。
netkeibaのプランにもよりますが、無料会員の方は他の検索ツール(SNSやYouTube等)もあると精査しやすいです。もちろん有料会員の方も。
正直なところ最低限前走の結果だけ見れたらいいので最悪JRAのHPの出馬表でも行けます。
消せる馬探し
まず消せる馬を探します。
今回の条件は新潟1600mなので新馬戦が1200mの馬は問答無用で切ります。
ここで消せる馬は
8番ニシノクラウン(11番人気)
9番シリウスコルト(12番人気)
の2頭。
詳細な解説は省きますがニシノクラウンは父リーチザクラウン(父父スペシャルウィーク)と血統表にダービー馬の名前、母父にクラシック三冠馬オルフェーヴルと字面だけ見たら1600m以上もこなせそうな血統です。
しかし、調教師や外厩の方々はどこでデビューさせるか選ぶ要因の1つとして馬体や走り方を見ているのでニシノクラウンの場合「短い距離の方がいいのかもしれない」と思った可能性があります。
もちろんタイミング的に適距離適条件の新馬戦が無い等の理由もありますが我々素人に比べて何百、何千頭と馬を見てきているのでデビュー時の距離、もしくは未勝利戦の距離についてある程度は信用しても良いと思います。
新馬戦の結果をみる
次に残った10頭の新馬戦の結果を見ます。
ここで行うのは比較です。
何を比較するかと言うと戦って負かした馬はその後無事に勝利したか、または負けてしまったけど善戦しているかを見ます。
つまり他の馬を物差しに使います。
例として昨年のダービー馬ドウデュースの新馬戦を見てみましょう。
2着ガイアフォース、3着フェーングロッテンは後に重賞を勝利しています。
つまり何千頭とデビューしターフを去っていく馬もいる中で終わってみたら上澄みも上澄みが集った新馬戦でした。
相手が力不足で大差圧勝、2着以下の馬は1勝を上げることも出来ないという場合もありますが出走数が少ないこの時期はイクイノックスレベルの勝ち馬でもない限り新馬戦の結果を参考しましょう。
全頭みる時間はないため2,3着まで、ハナ差アタマ差等僅差で4着の馬や人気を背負って大敗した馬を見ます。
この情報で確実に消せる馬が
2番ヴァンヴィーヴ(6番人気)
出遅れた新馬戦で着順が上のミルタンドレスに出遅れなかった未勝利戦で5馬身離して大差勝利。
ミルタンドレスは3戦目の未勝利戦で10着大敗とあまり評価出来ない。
7番ジューンテイク(9番人気)
出遅れながら勝ったのは強いと思うが2着以下の馬の2戦目勝ち上がり率が低い。
OPフェニックス賞2着の馬はいるが未勝利は未勝利だし、勝ち馬に3馬身離されてるので割引。
以上を加味してデビュー戦の距離がギリギリ許容範囲の1400mということで消し。
10番ヒヒーン(5番人気)
ファンも多いこの馬に難癖付けるのは心が痛みますがデビュー戦が6月の阪神と仕上がりの早さも加味した5番人気。
1番人気、3番人気が仲良く出遅れ、その後2頭とも勝ち上がっていることを考えると運良く勝てた感は0では無い。
あとは物差しとは別の理由ですが、本レースは左回りのコースです。
右回りである阪神コースでデビューした彼女を現時点で左回りで買える理由が血統ぐらいしか無いので思い切って消します。
実は個人的に馬券内に来たら仕方がない枠と呼んでいるポジションの馬でした。
途中経過
ここまで5頭、約半分消せました。
人気順で並べ替えるとこのような感じです。
綺麗に1〜4番人気が残りましたね。
回収率をあげるにはギリギリまで買う馬を絞らなくてはいけないのでここから更に減らしていきます。
残った馬に難癖つけていく
ここまで来るとこじつけレベルです。
とにかく人気馬を弾かないと回収率は見込めません。
なので人気馬を減点方式、人気薄を加点方式で取捨選択していきます。
1番ホルトバージ(8番人気)
新馬戦は同レースに出走している3番エンヤラヴフェイスに負け。
未勝利戦で勝利後ここにコマを進めてきました。
この馬に関して見るべきは新馬戦と未勝利戦の斤量。
女性の今村聖奈騎手が2戦騎乗していることもあり、過去2走の斤量は52キロ。
据え置きの55キロは今回が初なので「斤量の恩恵で勝てたのでは?」と疑問。
手頃な穴っぽい人気の上、競馬を続けている人がやりがちな最内の岩田康誠騎手のイン突き警戒をしてしまいますが、斤量の割に上がり3Fのタイムがそんなに早くないので切ります。
上り3Fのタイムは赤丸の数字です
1F(1ハロン)≒約200m、簡単に言えば3Fなのでラストの約600mを何秒で走ったかというタイムです。
コース事に坂があったりなかったりして会場や天気、馬場状態によってタイムはまちまち。
3番エンヤラヴフェイス(3番人気)
新馬戦で5馬身離したアンモードが次走2着なので物差し的には許容範囲。
2番手から上がり3Fのタイム最速で押し切るのは強いですが、後ろにもっと上がりが早い馬がいるので直線でよーいドンになりがちの2歳戦では分が悪いと思い3番人気なら消し。
4番ルージュスタニング(2番人気)
エンヤラヴフェイス同様の理由です。
私が馬券購入した時点で1番人気だったのでエンヤラヴフェイス以上に疑いました。
5番ルクスノア(7番人気)
冒頭に話したSNSやYouTube上では追い切りが良かったと穴人気していました。
物差しを使うにしても新馬戦の他の出走馬がまだ2戦目を走っていなかったため使えず。
実は最後まで候補として残っていたのですが、今村聖奈ジョッキー同様新馬戦の斤量が軽かったので苦渋を舐めながら消しました。
結果は4着だったのでこちらから買っていたら多分白目剥いてた。
6番ショウナンマヌエラ(10番人気)
本来であれば新馬戦を逃げて勝った馬を評価したくないのですが、今回の出走馬を眺めるとハナを行って勝った馬はこのショウナンマヌエラだけです。
前走コーナー通過順が1-1-1-1なのでずっと先頭走って勝ったということ。
こういう馬は同じように1-1-1-1で勝ち上がってきた、いわゆる同型の馬がいなければ前走同様の作戦でくる可能性があります。
加えて負かしたシカゴスティングは後々フェニックス賞を勝利。
しかしこのフェニックス賞もトップジョッキーの川田将雅騎手騎乗、地方馬が4頭出走と3ヶ月後くらいにレベル低かったな……と言われそうなメンバーではありますがOP馬はOP馬。
これがハナ差の勝利ならともかく、しっかり着差を作って勝っているのでシカゴスティングに対して一旦は評価。
そのシカゴスティングに勝っているショウナンマヌエラは今回の新潟2歳S出走馬の中では上澄みも上澄みの可能性がありました。
そして人気薄の逃げ馬は軽視されがちです。
同日の小倉10Rで勝利した最低人気の馬が逃げ切って高配当の使者を演じていましたよね?
そうです、人気薄の逃げ馬は馬券的に注意が必要なのです。
騎手側も軽視して「どうせバテて垂れてくるだろう」と考えて楽逃げして逃げ切る可能性を加味し本命を打ちました。
11番クリーンエア(4番人気)
デビューが8月6日と日程的に近く、2,3着馬も2戦目走ってない物差しが出来ない馬でした。
判断材料に乏しいので冒頭に話したSNSやYouTubeを確認すると新潟2歳Sにおいてデータ的には前走新潟1600m組の成績が良いとあるため、新馬戦で同じコースを経験済というのはかなりのアドバンテージです。
そして実際に終わってみたら3着馬券内。
減点要素も少なく本来であれば買うべき馬でしたがレース間隔が短いのが気になり、予算と相談の結果最終的に切ってしまいました。
12番アスコリピチェーノ(1番人気)
前走は東京の1400mでルメール騎手騎乗で14頭中11番手から上がり33.3秒台で勝利。
実はデータ的に距離延長組は若干の割引が必要でした。
しかしここに来て私は「デビュー戦ルメール騎手乗せてるってことは強いんじゃないの?」というなんとも短絡的な理由で買いました。
こちらも新馬戦での物差しが微妙だったのでYahooニュースで厩舎コメントを読んだところ、ルメール騎手が1600mいける!と言ってました(要約)と書いてあったのでじゃあ行けるやん!それが7割。
残りの2割は真面目な話、1400mという短い距離で2歳のうちに後方から直線勝負で2着に2馬身離して勝てる馬が弱いわけないんです。
これがもしハナ差、アタマ差でギリギリ差し切ってるのであれば悩みましたがさすがに2馬身ちょっと離してるなら一考の余地があります。
残りの1割ですが、正直競馬を続けていないと思いつかない理由なので適当に読み流してください。
今年のダービーではルメール騎手大好き木村厩舎2頭出しのうち、ノッキングポイントへ北村宏司騎手を起用していました。
今回、木村厩舎ではありませんがなんだかその時の記憶が残っていたので代打北村宏司騎手ならまあ何とかなるだろ〜!とただそれだけです。
まとめ
こうして冒頭の画像のように6番単複、6-12馬連ワイドの計4通り、予算500円で払い戻しが約22000円、約4400%の回収率を得ることが出来ました。
資金力のある方であればルクスノア、クリーンエアを加えた3連系の馬券の購入や掛け金を増やして払い戻し額を増やすことも出来ます。
血統がどうとか、騎手がどうとか、何も知らない馬券を買い始めて数ヶ月の私はこんな感じでオークスのハギノピリナ(16番人気)から馬券を買い的中しました。
これから始まる2歳戦、距離によってはまた違った着眼点が必要になりますが少しでも皆様の馬券的中の力になれたら嬉しいです。