京都の重賞の予想で使えそうな血統考察

こんにちはこんばんは。

ウマ娘からの競馬新規の大半は2021年から競馬を始めたので京都を知らないのである。

本当は距離事に見ようかと思ったのですがどこを見てもディープインパクトで大味なので京都でまとめようとおもいます。

前回のスプリンターズSでは自分では馬選びがめちゃくちゃ楽になったなと感じたのですが馬券は外れました。勉強になりそうなのでこのシリーズ自体は続けていこうとおもいます。

きっと来年の天皇賞・春でも使える。

この記事の要約

登坂力と直線力が求められる異種格闘技コース、京都

結局とりあえずディープインパクト

過去の凱旋門賞馬の名前があったら激熱

前提条件

あくまでも血統という1点に焦点を当てているので馬自身の能力、鞍上の得意不得意は考えないものとします。

昨日競馬始めたり、明日から競馬始める人向け。

京都でよく来る血統

ディープインパクト

言わずもがな。

2023年10月1日にはサンデーサイレンス産駒の通算勝利数に並び種牡馬の一時代を築いた馬。

一応全世代クラシック勝ち馬が出ています、最終世代は英ダービーなのでちょっと反則ですが。

相当な産駒数がいながらもちろん京都の成績も良い。とはいえ2023年の3歳世代は12頭しかおらずディープインパクトの名前を見るにしても後継のキズナ等や母父だと思う。

サンデー系の中でも長距離サンデーだが実質全距離対応可能、完成された馬は母系を引き出すのではなくて完成されているから母系の特徴が目立つだけ。

一応京都は阪神や中山に比べて直線が長いのと4コーナー出口の下り坂があるのでスピードが乗りやすく阪神よりもキレが求められるのでディープの庭なのも納得。

そしてたまたま凱旋門賞の血統説明していた方の動画にてハイクレア牝系は下り坂が得意、ディープインパクトも例によって春天のパフォーマンスが最大値と仰っていたので思わぬところから納得の情報を得られました。

まあそれを言ってしまえばキタサンブラックの春天2連覇も納得と言えば納得。

ハーツクライ

国内でディープインパクトに土つけた馬。

ハーツクライも亡くなってしまったが最近のディープ以外のサンデー系種牡馬なら割と結果残してる気がする。トニービンも京都やれる。

ディープとの兼ね合いなら平坦な直線で上がり勝負になりやすいってのもありそう。

ハービンジャー

ノーザンダンサー、Danzigです。

スプリンターズSでもDanzigについて書きなぐっているので参考にどうぞ。

キレは劣るが万能系、産駒も有馬からマイルCS、果ては中山大障害、京都G1なら産駒が3頭。

単体ではちょっと足りないけどサンデーキンカメ辺りと組み合わせで化ける。

小牧カヤタくんが「ハービンジャー産駒は身体が柔らかいので馬術でも中々良い」と和田竜二騎手のYouTubeで言ってた。

ロードカナロア

短距離マイル限定、まあそりゃそうか。

ダイワメジャー

これもマイルなら割とどこでも名前を見るがディープには劣る。

まとめ1

基本は初心者でも名前知ってるような有名な馬多め。その分該当する馬が多いので中山適正のような言葉は中々生まれにくい。基本は大味。石をなげれば父ディープ直系か母父ディープに当たるような環境なのでぶっちゃけ絞るの難しいともいう。

春先の京都を見ていく

ということで2023年の京都芝をみていきます。

というのも先程書いた通り種牡馬トレンドが大分変わってきてしまっているのでディープインパクトが強いと言っても後継は来ているのか、キタサンブラックはどうなのか等見ていく必要があるからです。

やろうとおもったら亀谷先生に先を越された。

京都新聞杯(2200)

サトノグランツ

父サトノダイヤモンド 母父Oratorio

サトノダイヤモンド自身京都重賞で勝ち鞍のあるディープインパクト産駒、後に神戸新聞杯(阪神)では親子制覇。母父はディンヒル系、比較的手前にディンヒルがいるのでまだスピード寄り。

ダノントルネード

父ハーツクライ 母父Manhattan Rain

ここも主流のハーツクライ、母父はマンハッタンカフェとは無関係。トニービンも割と京都走るのでその分と思われる。母はオーストラリアの馬、母父は辿ればフェアリーキング(サドラーズウェルズの兄弟)なのでそれなりに欧州寄り。

リビアングラス

父キズナ 母父Curin

これもディープ、StormCatとは黄金配合。母父は米国ミスプロで少し軽め、牝系にニジンスキーもいるにはいるが基本的に米国血統でまとめられているように見受けられる。

葵S(1200)

モズメイメイ

父リアルインパクト 母父フランケル

一応ディープ、とはいえ偶然決まったロケットスタートで勝てた感は否めない。

フランケルはフランケル、日本で言うディープ後継みたいなもん、欧州競馬はだいたいガリレオかフランケル。2023年の凱旋門賞の1~3着馬全員フランケル。

リアルインパクトが1400,1600の馬なのでフランケルというよりは牝系にいるエンパイアメーカーでスピード勝負≒短距離ってかんじする、スプリンターズSは殿。

ルガル

父ドゥラメンテ 母父ニューアプローチ

やっとサンデー以外の馬が出てきたくらいにはサンデーの庭すぎる。

ドゥラメンテもまだまだ分からないが今のところ比較できるのが天皇賞・春競走中止のタイトルホルダーとこれから淀に向かうリバティアイランドくらい。母父は聞きなれないがガリレオのラインなのでメイメイと変わらん。ほかはストームキャット内包くらい。

ビッシーザー

父ビッグアーサー 母父Tale of Ekati

バクシンオー直系なのでプリンスリーギフト(英国)、ビッグアーサーの母親は米国牝馬だが申し訳程度にサドラーズウェルズが入ってる。短距離スピード8、そのまま走りぬくスタミナ2くらいの構成。

なのに配合相手はゴリゴリの米国血統の牝馬なので薄まってスピード8、スタミナ0.5、他0.5くらいになってる、2年後ぐらいに千直走ってそう。

天皇賞・春(3200)

個人的に思い出したくない

はちの仔
はちの仔

そもそも競争中止2頭いるレースが本当に参考になるのか(負け惜しみ)

ジャスティンパレス

父ディープインパクト 母父Royal Anthem

ディープインパクト産駒。母父はアメリカ生まれイギリス育ち。

半兄のアイアンバローズ(父オルフェーヴル)も条件戦時代は京都そこそこやれてるので母パレスルーマーの血統構成が京都向きの可能性がある、それは後述もする。

ディープボンド

父キズナ 母父キングヘイロー

キズナは省略。母父キングヘイローのパルプンテ感はどうにもならないがダンシングブレーヴはアメリカ生まれイギリス育ちの当時最強と言われた馬。牝系が古き良き日本の牝系という感じ、五代血統表の右下のクリヒデは牝馬ながら天皇賞・春を勝ってる馬だったりする、1962年の話だけど。

後日、京都大賞典ではスタート直後に多少の不利をうけながら差し競馬で3着、私のヒンドゥタイムズがそれ4で馬券が外れました。

シルヴァーソニック

オルフェーヴル産駒、母父トニービン。

雑に京都も走れそうって血統、他の兄弟見てもオルフェーヴルが全部どうにかした感じはする。

トニービンも京都やれる側、母エアトゥーレは一応京都牝馬S3着。

まとめ2

葵Sを除けばアホみたいにディープ安牌。

今週(10/7,8,9)の京都を見ていく。

サンデー多め、ディープ系以外のサンデーなら距離によってダイワメジャーやイスラボニータ。母父のサンデーはマンハッタンカフェ、ヴィクトワールピサ、ステイゴールド、ダンスインザダークとスタミナ系サンデーが揃い踏みなので傾向は偏っているように見受けられる。

たまにくるロベルトやヘイロー系、ノーザンダンサーも父側の血統補完するような組合せできてる雰囲気がすこしある。

特筆すべきは10/8の新馬戦、ジャンタルマンタルという馬なのですが英単語多すぎてわからん系馬。父Palace Maliceはアイアンバローズ、ジャスティンパレスの半兄でゴリゴリのアメリカ出身の馬、坂もクソもないのである。

京都大賞典についてはアフリカンゴールドが作り出したスローペースによりゴリゴリに内を通った馬と前に行った馬が残りはしたが終わってみたら上からディープ、キンカメ、キズナ、ハービンジャー(母父ディープ)、ステゴとG2番長ボッケリーニを除けばディープBOXでどうにかなった結果。

とはいえボッケリーニは母父ダンスインザダークでスタミナ系サンデー、母系にトニービンとライスシャワーの父であるリアルシャダイを内包しているので細々とした足し算掛け算で京都はこなせる算段はつく。G2では複勝率100%のボッケリーニという実績あってこそとも言う。

勝ち馬プラダリアはディープ産駒で母父クロフネ。そもそもプラダリア自身最近パッとしない成績だったためなんとなくノーマークにしてしまったがよく考えたら東京2400は青葉賞勝ちダービーなら掲示板が限界、その上4頭も武豊のお手馬、バケモン、菊花賞場、3歳で天皇賞秋3着入れる馬と生まれる時代が悪かった系だったので完全にこちら側の評価ミスで買えなかった。

下り坂適正についての考察

始めの方であったハイクレア牝系は下り坂が得意という話。

ふとウマ娘を開くとやたら下り坂で発動するスキルを持ってるキャラクターが数名。例としてメジロライアンとメジロドーベル、リアル馬なら親仔の2頭、ノーザンテーストの直系です。昨年実装した新衣装のウイニングチケットも一応下り坂巧者もってる、トニービン産駒ですね。

そしてここまでのディープインパクトの圧の強さ。

やはり一定数下り坂が得意、もとい京都適性が強い血統というのが存在するのではないかという仮説。

京都以外で安直に登って降るコースといえばロンシャン芝2400、日本競馬の呪いのコースである。今年は珍しく良馬場の開催で、ロンシャンにしてはタイムが速い年だったのでドリームジャーニー産駒のスルーセブンシーズが掲示板入りで更に呪いを強めた気はする。

その凱旋門賞の勝ち馬の中でも日本馬の血統表で名前を見ることがあるのはリボー、ミルリーフ、ダンシングブレーヴ、トニービン、モンジュー、バゴ等、実は結構いる。

とりあえず凱旋門賞のめっちゃ登って降ったらほぼ直線レースという異種競技に必要なパーツとして凱旋門賞馬及び高低差のある欧州の競馬場を走りなれてる馬は必須、まあざっくり欧州系の馬です。面倒なので坂道グループと呼びます。

キンカメについては主な勝ち鞍が京都の馬はパッと見おらず、いてもだいたい母父がサンデー系多し。母父がゴリゴリ欧州のエルコンドルパサーは1年向こうで慣らしてるのでノーカンにしたい、京都走ってねえもん。

三冠牝馬アパパネ(キンカメ産駒)は秋華賞以降の京都はエリ女で2年連続3着と能力だけでやれてる感は否めない。その例外のアパパネだが、母父はヴァイスリージェント系でカナダの方の馬。ノーザンテーストもそう、クロフネも源流は同じ。先程のアイアンバローズ、パレスの兄貴との共通点としてカナダとアメリカの競馬場は高低差が少なく基本平坦と欧州の坂道グループとは真逆のコース形態で戦って来た馬である、坂道と逆ならAKBグループとしよう。

「凱旋門賞は最終直線が長い分スピードの持続力が求められる(マイラー適性)」と亀谷先生が言っていました。凱旋門賞をベースに話せば直線で勝ち負けできるスピードと道中の上り坂でも脚がもつスタミナが必要という中々面倒な注文。松井玲奈(当時SKE、AKB兼任)と生駒里奈(当時乃木坂)の交換留学とかいう秋元康のお遊びが必要。

もちろんその高低差は比になりませんが、日本基準にしても阪神や中山ほどはいらないけどある程度登坂力があって、かつ府中の直線で弾けられる脚をもった馬が強いのが京都、はいQ.E.D。

ウマ娘に例えると中盤スキル鬼ほど積んだ上で最終直線で抜かされないように終盤スキルも必要というまさに今我々がチャンピオンズミーテング用に作らされている個体です。(ロンシャン芝2400雨重)

ロベルト系の取捨選択

言ってしまえばサンデーとロベルトの源流は同じではありますが、日本においてはサンデーサイレンス系とロベルト系で分離しています。ややこしい。

ロベルトはアメリカ生まれアイルランド育ち、引退後は故郷アメリカで種牡馬生活。

一時は日本で天下を取りかけたロベルト、もといブライアンズタイムは産駒からダービー馬3頭、オークス馬2頭、秋華賞、エリ女の京都G1勝ち馬を排出。同時期のロベルト系のリアルシャダイからは言わずもがな淀の守護神ライスシャワーが出ているのでそもそもの能力値はあれど当時の京都がやれないわけではない。

現代で多いロベルト系の馬を眺めるとこの10/7、8,9の3日間、母数の差はあれどクリスエス系(エピファネイア等)、シルヴァーホーク(モーリス、スクリーンヒーロー)は思ってたよりも来ていないなぁというのがの印象。来ていても8割くらいサンデー系の馬とのかけ合わせ、例外は1200と1400で源流が同じだけど分離しているデヴィルズバックとのかけ合わせやサクラバクシンオーなので距離に見合った配合ともいえる。

エピファネイアはそもそもシーザリオがスペシャルウィークを持っているので他のサンデー系の牝馬や上澄みも上澄みであるデアリングタクトのようにキングカメハメハのような日本の主流血統でカバーできる可能性は大いにあるが問題はモーリス、スクリーンヒーローのロベルト。

今年の春からの京都重賞を見ているとロベルト系の馬についてはそのレースの中で圧倒的上位の能力を持ってる場合ではないと京都では買いたくないな…というのが素人並の感想。母父や母系の血統表の後ろの方に小さい字でロベルトがある分にはプラスだと思いますが大箱でロベルト系です!ドン!という感じの馬であれば血統以外の何かしらの要因が必要だなと思います。

ちなみにブライアンズタイム、クリスエスはアメリカ生まれアメリカ育ち、リアルシャダイはアメリカ生まれフランス育ち、シルヴァーホークはアメリカ生まれイギリス育ち。

全部のまとめ

登ったら下る必要があるのが欧州、平坦な道をトップスピードで駆け抜けるのが北米大陸、さすれば源流が欧州系牝馬のウインドインハーヘアと米国血統のサンデーサイレンスを掛け合わせたらそら京都無双するわというめちゃくちゃ頭の悪い結論に収束。それを標準装備で1パーツで済ませられるのがディープインパクトないしキタサンブラック(ブラックタイド)。

代替装備の候補はごまんとありますがディープ系以外での選択肢もとにかくスピード米国×坂道多め欧州の組み合わせであったり、国内血統であればスタミナ色強めな古き良き血統(メジロや長距離重賞勝ち馬等)にスピード血統を組み合わせることで判断できるのではないかと思います。

はちの仔
はちの仔

リバティお嬢さん大丈夫かな。

とりあえずディープインパクト、キタサンブラックの馬以外の取捨選択から始めたら予想が楽になるんじゃないかと思います。

はちの仔

2020年の有馬記念から競馬を始めました。
「競馬予想は情報戦」をモットーに様々なデータや予想方法、考察をまとめていきます。
低投資で回収率重視の競馬予想はnoteにて行っています。
【主な的中実績】
2023年 新潟2歳S 6-12馬連163.1倍、ワイド45.3倍、6複勝10.6倍
2022年 NHKマイルC 10複勝47.8倍 1-10ワイド406.6倍
2022年 プロキオンS 10-12馬連296.3倍 ワイド65倍
2021年 オークス 7-8ワイド144.3倍 8複勝 28.2倍
2021年 弥生賞 4→10馬単 136倍

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